楽々QRマスターExcel対応：QRコード作成関数をマクロからCall

　「楽々QRマスター」のExcelに対するQRコード作成機能は「楽々QRセルズ」のQRコード作成機能を全て含みます。加えて「楽々QRマスター」ではＥｘｃｅｌマクロ（ＶＢＡ）から呼びだせるQRコード関数の拡張が為されています。　この拡張により「楽々QR for Ｅｘｃｅｌ」では難しかったＥｘｃｅｌマクロへのQRコード作成関数の組み込みが容易になりました。
　さらに、もう一つの拡張機能の「QRコード付帳票配布オプション」はQRコード作成機能の付いたライセンス不要のExcel帳票を無制限に配布することができます。このオプションにより配布先のパソコンに「楽々QRマスター」や「楽々QRセルズ」がインストールされていなくてもExcel帳票上でQRコードが作成できます。「QRコード付帳票配布オプション」の詳細はこちらをご覧下さい。→QRコード付帳票配布

　また、「楽々QRマスター」のExcelでのQRコード作成機能については「楽々QRセルズ」のページをご覧ください。

拡張機能について

　「楽々QRマスター」では「楽々QRセルズ」との共通関数の「QRCode」に加えて「QRCodeFn」という関数が追加されています。　「QRCode」関数が自身が置かれたセルにQRコードが作成されるのに対し「QRCodeFn」関数はシート上の任意のセルを指定してQRコードを作成することができます。これによりExcelマクロ（VBA）から呼び出すことが出来るようになります。

拡張関数の仕様

　「QRCodeFn」のパラメータは最初にQRコードを出力するセルを指定し（下記例の青字の部分）、他のパラメータは「テキスト直接入力」、「QRコードファイル出力」、「区切り文字変更」も含め全て「QRCode」関数と同じです。Excelマクロ（VBA）での呼び出し例：
　QRCodeFn Range("B5"), 2, 0, 2, 1, 1, Range("A1:B2") パラメータ

No	値	意味	適用
１	Range("B5")	QRコードを作成するセル	QRCodeFnのみ
2	2	レベル	QRCode、QRCodeFN共通
3	0	バージョン（自動）	同上
4	2	倍率	同上
5	1	セル上の位置（センター）	同上
6	1	セル上の位置（センター）	同上
7	Range("A1:B2")	QRコードにする範囲	同上

使用方法

　QRCodeFnの使用方法を以下に説明します。QRCodeFn関数をExcelマクロで使用するにはExcelのVBA画面で「参照設定」を行う必要があります。

１）下図のようにVBAの画面で「ツール」→「参照設定」を選択します。


２）　「参照設定」画面を表示して「HiQRCode.」にチェックを入れます。※


３）マクロを作成します。
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　Sub Macro1()

　　　　'セル「B5」に範囲「A1:B2」のQRコードを出力します。
　　　　QRCodeFn Range("B5"), 2, 0, 2, 1, 1, Range("A1:B2")

　End Sub
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※「参照設定」画面で「HiQRCode」が表示されてない場合は「参照（B)」ボタンをクリックして以下のファイルを選択します。

　「C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICEXX\Library\HiQRCode.xla」
ここで、「OFFICEXX」の「XX」はOffice2003のときは「11」、2007のときは「12」、2010のときは「14」です。

無償の評価版とサンプルがあります。

活用事例についてはこちらをご覧ください。→活用事例
QRコード作成機能については「楽々QRセルズ」のページをご覧ください。
無償の評価版でご確認ください。→「楽々QRマスター」ダウンロード
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